金・プラチナ相場情報!

2月1日のNY貴金属市場の金は続伸。労働市場の需給緩和を示唆する内容を受け、米長期金利 が低下。金利を生まない資産である金は買いが優勢となった。対ユーロでのドル安もドル 建てで取引される商品の割安感につながり、相場を支援した。一方、イスラエルとイスラム組織ハマスが戦闘を繰り広げているパレスチナ自治区ガザ を巡り、米国、イスラエル、エジプト、カタールの4者協議で一致した戦闘休止案につい て、ハマスは1月31日、受け入れの可否に関し本格的な検討に入ったと報じられた。た だ中東情勢の先行きは依然として不透明感がくすぶっており、安全資産としての金需要が 相場の支援材料になったとの声も聞かれた。加えて、米地銀ニューヨーク・コミュニティ ー・バンコープの株価が31日、低調な決算を背景に大幅下落したこともリスク回避の金 買いを誘ったとの見方もあった。