金・プラチナ相場情報!
7月27日NY貴金属市場の金は反落。米商務省が朝方発表した2023年4~6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は前期比2.4%増と伸びは前期から拡大し、4四半期連続のプラス成長となった。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目するコア個人消費支出(PCE)物価指数の伸びは前期から減速したものの、依然として景気が堅調さを維持していることを示す内容だった。加えて、米新規失業保険申請件数も前週比7000件減と事前予想よりも良い内容となった。これを受けて、FRBによる利上げ停止観測が幾分後退し、米長期金利が上昇。金利を生まない資産である金は売りにさらされた。外国為替市場で対ユーロでドルが上昇し、ドル建てで取引される商品の割高感が意識されたことも相場を圧迫した。