金・プラチナ相場情報!
3月16日NY貴金属市場の金は反落。スイス金融大手クレディ・スイスの経営不振で金融市場が混乱する中、欧州中央銀行(ECB)はこの日朝、0.5%の大幅利上げ継続を決定。一部で台頭していた利上げ幅縮小観測に反し、インフレ抑制を優先する姿勢を打ち出した。ECBの発表を受けて危機拡大への警戒感が強まり、安全資産とされる金に資金が流入。相場は一時1938.00ドルまで上昇したが、あとマイナス圏に押し戻された。イエレン米財務長官が議会証言で「米国の銀行システムは引き続き健全だ」と強調したほか、預金流出を巡る臆測で株価が急落している米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行が複数の大手金融機関と資本増強策などを協議しているとの報が重しとなった。